IoTピザ窯
2014年夏にナポリを訪れた際、ピザのおいしさに魅了されました。そこで思ったのは「秘訣はピザ窯ではないだろうか?」でした。調べてみると、ピザは500℃近い高温で短時間のうちに焼かれていたのです。
帰国後、インターネットからOn/Offや温度調節ができ、高断熱でAC100V 消費電力1300Wで動く次世代の電気式IoTピザ窯の研究開発に取り掛かりました。そして完成したのがPizza550です。550という数字はピザ窯の最高温度です。
制御基板にはArduino Unoを使い、熱電対からの熱起電力を増幅して温度データに変換し、SSRにつないだヒーターをPID制御することで温度を精密にコントロールしています。
さらにESP32 + Mongoose OS + AWS IoT Coreを使い、IoT機能をつけています。これまで人知れずひっそりとピザ焼き体験を行っておりましたが、2021年5月にこのWebサイトをオープンしました。
体験料理教室は秋葉原ハッカースペースで行っています。IoTピザ窯はAWSにつながっていますので、当日はWebアプリから温度を確認したり、Alexaから声で操作していただくこともできます。
これまでなかった室内での本格ピザ焼き体験
おうちで本格的なピザを食べたいと思ったら「庭にピザ窯を作ろう」となりますよね。でも庭のあるおうちに住んでいる方は限られますし、都心だと煙を出すのも難しいです。
そこで室内に置けて煙が出ない、家庭用の電気式IoTピザ窯を開発しました。この窯を使い、都心の室内でお店と同じクオリティーのナポリピザをご自分で作れる、楽しいピザ焼き体験をご提供しています。
薪窯と同じ550℃
お店と同じ90秒
ナポリピザ焼き体験
ピザ焼き体験は完全予約制で2枚2,500円です。必要な生地、トマトソースやチーズなどの具材、最後にかけるオリーブオイルはすべてご提供いたします。ぜひ生地伸ばしからトッピング、550℃で90秒の焼きにいたるまでをご体験ください(体験時間:30〜60分)。
焼き上がったピザはその場でお召し上がりいただけます。食材やお飲み物のお持込も可能ですが、体験料金は同じく2枚2,500円です。
旬の食材や思いもしなかった食材を使って、この機会にオリジナルのピザ作りにも挑戦してみてください。
体験できるピザの紹介
マルゲリータ
生地にトマトソースを伸ばし、バジル、モッツァレラをトッピングし、オリーブオイルをかけて90秒焼きます。
マリナーラ
生地にトマトソースを伸ばし、オレガノ、スライスにんにくをトッピングし、最後にオリーブオイルをかけて90秒焼きます。
クアトロフォルマッジ
生地にモッツアレラ、エダム、サムソー、ゴルゴンゾーラなどの4種類のチーズをトッピングし、オリーブオイルをかけて90秒焼きます。
チョコとマシュマロ
生地に刻んだチョコを散りばめて70秒焼き、一度取り出して焦げた表面のチョコを取り除いたらマシュマロを乗せて更に20秒焼きます。